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NPOとか言い出した理由 [通貨の未来]

これから何かを行う為の具体的な手段にはいくつかの方法があると考えています。
組織形態と、何を作るかの思考ごっちゃになっていますが、
その中の一つが『NPO地域通貨を電子化し、PC上や携帯電話上で取引可能にできないか。』
という方法。

もうちょっと俯瞰で見てみると他にもいくつかの方法はあると思います。
ちょっとまとめてみました。

1,起業する
至極まっとうにベンチャービジネスとして事業を始めるという方法。
お決まりのパターンでお決まりの問題に取り組みますが、営利団体なので
組織の持続には理想よりも収益を上げる事が重要。
ただし、これまでにない画期的なアイデアや経営力が評価されれば、
出資により潤沢な資金でwebサービスの構築が可能。
組織が巨大化すると個人の意思が反映されにくく、利潤追求主体の活動となる。
(でも、俺絶対社長とかには向いてない)

2,NPO団体を設立
社会貢献の為のWebシステム開発の法人を立ち上げる。
ボランティアではなく計画性のある収益モデルを構築する。
理想と収益を比べると、より理想を高く掲げる事ができるが、
目指すべきはやはり経済的に独立できる収益モデルを構築し、
関係者を食わせる事のできる持続可能な団体を作る事、
出資者はあくまで寄付になるため、資金や人材の調達が起業よりも難しい。
また団体運用方法がキモとなる。

3,フリーランス業の集合体による緩やかな組織設立を行う
フリーランスの集団の様なギルド(?)を設立し、そこにシステム制作を依頼する。
なんとなくしか考えていないのでもっと深堀が必要ですが、
要は開発業を依頼する最小限の編集プロダクションを作り、
フリーの開発者集団に依頼してシステムを作れないか?
ということを考えています。21世紀型の組織からの脱却による
相互の業績を相互に評価し合える、個人の集合体としての組織、みたいなやつです。
その為のシステムを自らで作っちゃおうぜ。という感じですか。
これは、どうしていいのかもまだよくわからないので、
あまり現実的な手段ではないかと考えています。

4,人に頼らずプログラムを覚え仕様からなにまで全て自分で作る
今からhello worldをはじめて基本だけでも作っちゃう。
我ながら才能の無さを感じているので、道のりは遠そう

現実的な手段としては『2,NPO団体を設立』と『3,フリーランス業の集合体』の
ハイブリット的なものを検討しています。NPOを作って、企画と開発の根幹部分はNPOで、
発展が必要な部分は、個人の集団に任意に依頼する、といった感じでしょうか。
その為には『4』の姿勢も必要ですが。

前回のエントリーはそう考えた結果だったりしたわけです。
現在、NPO関連の本とか経済関係の初歩的な本を読んで勉強中。
多くの人の共感と、ビジネスに習った収益モデルを構築しないと資金繰りが難しいので
その辺のうまい方法を勉強しつつ考え中です。
もうちょっと具体的な方法論が見えてきたら、ここに本から得た知識を書いたり、
プランをここに書いたいりします。

私はこれからは営利だけを追求して、自分だちの利益のみを考える個人、および団体は
社会的に立ち行かなくなると思っていますし、またそうあってほしいと思っています。
企業という営利団体では、そんな理想を貫くのは難しいのかなと感じて、他の手段を
模索している間に、NPOというキーワードが引っ掛かりました。

岡田斗司夫氏が、『世界征服は可能か?』という本でも書いていましたが、これから世界を席巻(征服)する為の集団は、まさに自分だけの豊かさを追求しない団体であると結論付けています。
そんな世界征服を目指すNPOなんて団体をこさえて、怪しげなIT系のなにかをやる、
っていうのはちょっとカッコよくないですか?

そもそも作りたいのは、将来に渡り、関わった人の功績が評価されるシステムなので
最初に関わった人は多分高く評価してもらえるんじゃないかな的、取らぬ狸の皮算用付き。
早いうちに名乗りをあげておくと、うまく行った時、多分お得ですよ(笑)


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元ベース弾き

団塊世代です。
定年退職を期に、故郷でNPO設立を考えています。
書かれた深い内容参考にさせていただきます。
by 元ベース弾き (2008-01-20 12:37) 

さかまた

元ベース弾き様
コメントありがとうございます。そちらのブログでのNPO構想拝見させていただきました。廃校を使った音楽村とはとても素敵な発想だと思います。
音楽練習の支援活動を中心に、食事、宿泊、必要資材調達など、様々な活動を地元の援助を借りることを基本に平行展開してゆくことで、地域の経済活性化を促進できる事を強くアピールできれば、それに共感した地域住民や市役所の協力も得られるかもしれませんね。
また、以前テレビでぼんやりと受けた知識で申し訳ないのですが、農業や林業などの一次産業の体験教室を過疎化のすすんだ地方で開き、地元農協の手助けと、学生や企業の実地体験プログラムを兼ねた活動を始めているとメディアの紹介で見たことがあります。
もし新見付近でそのような活動をされようとする方との出会いがあれば、宿泊施設などの問題を共同で取り組む事で、互いに良い方向で話を進める事が出来る事柄がたくさんあるのではないでしょうか。
by さかまた (2008-01-20 20:53) 

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