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通貨に関する勉強会 予習用語集 [通貨の未来]

お陰さまで勉強会への参加希望者が40名を超える大盛況となっております。
実はかなりわくわくしつつもどきどきしてます。皆さん私に力を下さい(笑)
残席僅かとなっておりますので、参加をお悩みの方は以下の募集要項ページから早めにお申し込みください。
http://happy-project.appspot.com/news.html

という訳で、勉強会に向け参加者の皆さんに用に事前知識としての用語集を作っていたら
思いのほか長くなったので、ブログエントリーとします。ある意味勉強会来る方の方が詳しかったりするのですが、それぞれバックボーンが異なると用語によって共有認識を持つ事が難しいので、少しでも皆さんと共有出来る事が多くなれば幸いです。


■お金の歴史
前回の勉強会でプレゼンさせていただいたものですが、
お金にまつわる全体の感覚をつかんで頂けるかと思います。
http://docs.google.com/present/view?id=dg7wzd32_5f7dnnwgv


■エンデの遺言
http://happy-project.appspot.com/whatsmoney.html
http://video.google.co.jp/videosearch?q=%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%87%E3%81%AE%E9%81%BA%E8%A8%80&hl=ja&emb=0&aq=f#
我々Happy Project誕生のきっかけとなった書籍及びテレビ番組です。
『ネバーエンディングストーリー』や『モモ』等の童話で知られる
ミヒャエル・エンデ氏が晩年、NHKの取材にて現代の金融やお金のシステムに
ついての問題を語った番組です。
これをきっかけに日本でも地域通貨のブームが起こりました。


■減価する通貨(自由貨幣)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E8%B2%A8%E5%B9%A3
エンデの遺言でも紹介されている、常識とは異なる通貨の仕組です。
世界大恐慌後の影響で不景気がはびこる街で導入をした所、
奇跡の様に経済が流転し、大成功を収めました。

紙幣の裏側に額面の1/100程の価格のスタンプを数十枚程張る欄があり、欄ごとに1週間ごとの期日が記載してあります。
期日の部分にスタンプの無い通貨は無効となるので、紙幣をその時に持っている誰かが1週間ごとにスタンプを張って利用します。

ちょうど1万円札の裏に1週間ごとに誰かが10円切手1枚ずつ張らないと使えないお金、といった所です。
これにより通貨はババ抜きのババの様に、次から次へと人の手に渡る事で、街全体の経済は活性化し、大成功を収めました。
全てのスタンプを張った紙幣を銀行に持って行くと、新たなスタンプ紙幣と交換できます。スタンプ自体の収入は確か街の税収になりました。

今本が手元にないので記憶を頼りに書いてますが大枠こんな感じです。


■シルビオ・ゲゼル
『自然的経済秩序』の著者であり、減額する通貨「自由貨幣」
の提案をおこなったドイツの経済学者です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%93%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%82%BC%E3%83%AB

『自然的経済秩序』はwebでも読めます。
(ちなみに私はほとんど読んでいません…モグリですね。)
http://www3.plala.or.jp/mig/gesell/nwo-jp.html


■マイクロファイナンス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B9
2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏が実現した仕組みです。
1983年グラミン銀行の設立で開始された貧困者向けの少額融資の仕組で、
貧困にあえぐ人に事業を起こす為のお金を貸し、独立、自立を促す事を目的としています。
Kiva はそれをweb上で行ったシステムです。


■地域通貨
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E9%80%9A%E8%B2%A8
LETS (Local Exchange Trading Systems)、や補完通貨等ともよばれる。
http://www.olccjp.net/ja/index.html
経済のグローバル化により衰退する一方の地方経済の復建や、地域活性化を目指す為、現行の法定通貨とは兌換(交換)できない地域限定で利用可能な通貨。
地方に大手スーパーマーケットが出来ると、その収益のほとんどはスーパーの資本となり地域にお金が還元されない、また雇用の部分でも地元ではパートやアルバイト等低賃金での雇用となる為、結果として地域からお金が吸い上げられて行く構図となる。
日本でも100を超える地域通貨が生まれたが現在でも活発に使われている形跡が見られるのは、渋谷のアースデーマネーや、千葉のピーナッツ等僅かとなっている。


■頼母子講(たのもしこう) 無尽(むじん)
コミュニティ内で互いに掛け金を出しあい、お金を融通しあう仕組、日本ではかなり昔から行われていた様で、全員でお金を出し合い、その時一番困っている人に貸すというもの。
コミュニティでの助け合いの精神から生まれた仕組と見て良いでしょう。


■ベーシック・インカム
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A0
最低限所得保障の一種、全ての国民に一定の最低水準のお金を無償で支払う制度案、この制度がもし導入されれば労働観をはじめとする人々の様々な価値観が変わる事が予想される。この前講演に行ったレポートをブログのエントリーを書いたので興味があればどうぞ。
http://sakamata.blog.so-net.ne.jp/2009-12-21


■P2P(ピーツーピー ピア・ツー・ピア)等と読む。
ネット等で情報をやり取りする際、中央に情報センターを設けるのではなく、各端末同士が直接やり取りをする仕組み、一昔前の電話等をイメージした際、中央の交換台を介在して会話が行われていたが、P2Pは割り込みの出来ないトランシーバーの様に、中央を介さず端末同士が直接交信を行う仕組。実はSkype(スカイプ)等のチャットやネット電話はP2Pシステム。
少し前にファイル交換のP2Pシステム、Winnyを作った作者が何故か逮捕されその理由が「著作権法の違反を蔓延させようとした行為にある」として物議を醸し出した。


■マズローの自己実現理論(欲求ピラミッド)
アメリカの心理学者・アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化した。
下記の数字の小さい欲求が満たされない限り、その数字以上の欲求は満たせないという考え。

1,生理的欲求
2,安全の欲求
3,所属と愛の欲求
4,承認の欲求
5,自己実現の欲求

(ピラミッドの図として表わす際は上記の並びは逆になる)

実は裏話として6,番目の一番高い場所に
【6,コミュニティ発展欲求】があったとされるが、社会主義的な思想に繋がるとして、当時共産主義者を目の敵にしていたアメリカでの発表を恐れ、マズローは6番目をボツにしたという話があるが真偽は不明。しかし先進国で、一通りの人生の欲求が満たされた人々が、自分の住む街や国、世界の問題を嘆きつつもより良い方向へ動かそうと行動を見ると、6番目は確かに存在するのではないかと思われる。
http://blog.goo.ne.jp/mk1_1978/e/8deef2f4d71632b4fb09502393ac8199


■べき乗則
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%D9%A4%AD%BE%E8%C2%A7
『べき乗』とはある一つの数同士を繰り返し掛け合わせるという操作のこと

『べき乗則』とは"Power Law"の日本語訳、わかりやすい例えでは(8対2の法則 等とも呼ばれる) 『世の中のお金の8割は世界の2割の人が持っている』といった偏り的な意味合いで使われる事もあるが、インターネット上のウェブページ事のリンクをされる数や、アクセス数の分布、または生物の様々なタンパク質同志の関連性の中にも等にもべき乗則は見られる。

縦軸に量、横軸にその量を持つ対象の数を表した図を描くと、カタカナの『ノ』を逆にしたような線が現れる。つまりごく少数の対象が夥しい量を持つ一方で、多くの対象が少ない数しか持たない、という状態。
インターネットの各サイトと、サイトに向けて張られるリンクの数。また、amazon.comでの売れている商品をこの表にした場合も同様のべき乗側が見られる。
余談だかamazon.comでは書店のランクに乗る売れ筋のトップの書籍の売り上げよりも、少ないがちょこちょこ売れる夥しい種類の商品を合計した売り上げがかなりの割合を占めている。またべき乗のグラフは『ノ』の下の方がどこまで行っても0に達しないのが特徴、この形が恐竜が長い尾を伸ばしているように見える為、『ロングテール』等とも呼ばれる。
で、結局ロングテールの方が実は注目すべきなんじゃないの?という事が数年前ネットの世界で流行った。

これとは対照的に例えば人間の身長の分布を縦軸に身長、横軸に人数で表した場合、正規分布と呼ばれる現象がみられる。例えば日本人男性なら165cmあたりを頂点とした緩やかな釣鐘型の曲線が現れる。
鐘の形をしているからベルカーブとも呼ばれる。


かなりはしょって書いているので不正確な部分等多いと思いますが、ニュアンスだけでも伝われば幸いです…。
あとはHappy ProjectのWebサイトを見てもらうと言う事で。


それはそうと、勉強会で行うイベントの準備をしておりました。
ちょっと凄い事になってます。
すでに写真でネタバレしていますが、まあご愛嬌という事で…。

チョコ開封してみた.jpg
amazonで購入したマーブルチョコ。天然色素を使っているそうです。

コップ100個ずつ.jpg
業者から購入したプラコップ。100個単位での購入です。

そびえたつチョコ.jpg
そびえたってます。

山.jpg
これは・・・山だよ。総重量5500g 会場までの持ち出しが大変だ


なにをやるつもりなんだか…と思うよね(笑)
当日のお楽しみにしてくだされば幸い。
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