今日の物事の働きが気に入らなければ、システムを変えろ。 [ネットワークの未来]
上は「創発 蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク」(スティーブ・ジョンソン著 山形浩生訳) P177 よりの引用。
たとえば極端な話。この世で一番価値のある行為ってなんだろう。
エネルギー問題を解決する手段の開発。
地球温暖化を防ぐ為の画期的な提案。
食糧問題を解決する為の研究。
世界の秘密を紐解くような大発見。
絶望した人に勇気や希望を与える行為。
飢餓や貧困に喘ぐ人に食料と知識を提供する事。
人によってその答えはまちまちだろうけど、それはきっと誰かを助ける行為に対して送られるものだと思う。
でもそんな行為に限って今の世の中どういう訳かお金が集まりにくい。
結局寄付や募金、ボランティアによって成り立っているのが現状だ。
でも、不思議とあるところにお金はある。無駄な道路や記念館を作ったり、「戦争は金になるからね」なんて言いながら絢爛豪華なモノに囲まれて生活する人達が世の中には存在している。
なんなんだ、コレ。
自分だって今日を働いて生きて行くのに精一杯、自分より不幸な人が世の中の何処かにいるのはわかるけど、できれば見ないふりをしたい、自分とは関係無いと思いたい。
実は俺もそう思ってた。
一体何が悪いのか、多分特別に誰が悪い訳でもないんだろう、話してみれば一人一人は以外にいい奴で家族思いだったりするんだろう。だから誰が悪い訳でもなく、世の中の仕組って奴のせいなんだろう。
だったら上手く行くシステムに変えればいいじゃないかと思ったのだ。
この世で一番価値のある行為に程、価値が集まる様な社会のシステムを作ればいいと。
そのヒントがネットワークにある。ネットワークは人と人を強烈に結びつけるという事を実感している人は多いだろう。そしてそこから生まれる新しい考えや新たな結びつきは、従来の世の中の仕組を吹っ飛ばしてしまいそうな勢いを感じる人もいるだろう。
こんな世の中を変えるにはどうしたら良いか?
評価=価値
そんなシステムを作ればいいだけの話、ただそれだけ。
あなたは多くの人に評価される様にすればいいし、
あなたはあなたより素晴らしいと思う人に評価を与えればいい。
そうすればあなたを評価してくれる人があなたをより高く価値してくれる。
そういう循環を作ればいいだけ。
ネットならそれができる。
コンピューターを使えばそれが可能なんだ。
拙い言葉でもどかし過ぎるけど
誰か俺の話を聞いてくれ。
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