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自然エネルギーの可能性 [コラム]

あー、ひとつのことにしゅうちゅうできまっせーん…。

結局本も読まずに妄想だけが一人歩きをはじめるが、
文章化しておいたほうがいいと思ったので書きましゅ。

デンマークの風車がきっかけで、自然エネルギー開発というものについて
また興味が出てきてしまった。今回は色々言及と考察をしてみます。

気になっていたのは自然には無限のエネルギーがあるよなって事、
実は去年取材して記事を書いた「太陽光発電」とか「光触媒エネルギー開発」なんて言うのは割とメジャーでケミカルな技術の最先端といった感じがある。

そもそもこれは太陽から照射される電磁波のエネルギーで電位を発生させるというのが基本で、太陽光発電は電子の移動を効率よく作り出すバケ学な技術論。実は燃料効率的には、もうかなり行き詰まっているらしく、ブレイクスルーが無い限りこれ以上の発電量はあまり望めない所まできているそうだ。さらに環境にやさしいなんていわれているが、発電用の板一枚作り出すまでに、板一枚が発電出来るであろうエネルギー以上のエネルギーがかかってしまうなんて事もあるらしい。それって全然環境にやさしくないじゃんって話になってしまうとか。それでもシャープさんがCMでやっているように全ての家庭が太陽光発電をやれば、かなりの発電をまかなえる事は確かだ。

ちょっと調べてみたら晴れの日の昼間なら、自分達で使う分以上の発電してるじゃん!
http://www.sharp.co.jp/sunvista/housing/feature.html
エネルギー余っちゃうから電力会社に売るってトコまでいってるじゃん。
大学の研究しか取材してなかったから全然しらんかった。

一般的な家庭で例えば横浜なら一年で4354kWh(約9万円分)の電力が生み出せるらしい。
うわ、なんかすげえな。
でもこれって200万もするよ…。って事はメンテナンスフリーで20年以上もたせなきゃPAYできない訳かな?気の永い話だなぁ。
税金控除になったり、国が購入価格の一部を持ってくれたりしてないのかな?
ああ、疑問が拡散しすぎるのでとりあえず次。


太陽エネルギー開発にはこれの他に光触媒を使った人工光合成なんてものもあって、太陽光によって活性化される光触媒物質によって、水などを水素と酸素に化学分解し、この水素を燃料電池などにしてエネルギーにしようというものだ。
これも実は水をボコボコと分解するほどの高いエネルギー効果を至るところまで行かず、結構苦労をされているらしいが、光によって物質を分解するという効果が様々な製品に応用できる事がわかって、物凄い経済効果を生んでいるらしい。それこそ汚れないタイルとかライトカバーとか抗菌コートや脱臭剤、空気清浄機とかに使われているらしいよ。

それはともかく太陽の光から効率よく水素を作り出せれば、それこそ水素自動車なんてものも可能な訳で、こんなものも実際、実験で走り始めているよね。
http://www.herc.musashi-tech.ac.jp/main/HYDROCAR.html
これの凄いトコは基本的に元手がかからない上、排出される物質がただの水だけだって事だ。
だって水素(H2×2)を燃やす(反応させる)と、酸素(O2)と結びついて水しかできないっしょ(H2O×2)中学で習ったよね。あのごく単純な化学変化しか起こさない、しかも環境に超やさしい、まさに夢のエネルギー開発って訳です。
ただやっぱこれもブレイクスルーが無いとなかなかキツイらしい。

しかも風力も太陽光も自然任せのあいまいな方法論でしかなくて、風の無い日も雨の降る日もある訳で、発電量が一定ではないのも難点なんだよね。調子のいい時の余剰分をいかにしてロス無く貯めるかが難しい課題らしい。

ただねえ、やろうと思えば安定させて一気に発電効率も上げる方法はあるんよ。

答えは宇宙。

実は地上に降り注ぐ太陽の光は大気層によってかなりヌルくなってから降り注いでいるわけで、だからこそ僕らはフツーに生きていける訳だけど。宇宙には遮るものが無いから、あらゆる電磁波が照射されまくっている。だから太陽光発電も光触媒効果もかなりいいとこまで行ける訳。

ところがロケット一つ打ち上げるのにどれだけエネルギーロスと環境破壊をするかって言うとこれまた・・・な訳で、上げたり降ろしたりする方がよっぽど金とエネルギーがかかる。
しかし太陽光発電にはちょっとしたウルトラCがあるんだな。

宇宙で発電したエネルギーを電子レンジのマイクロウェーブにして、地上のパラボナアンテナに転送するってアイデアが考案されているらしい。
http://www.kurasc.kyoto-u.ac.jp/plasma-group/people/matsumot/opinion/sps_99.htm
(下の方にイラストがあります)
これって宮崎駿の未来少年コナンで出てきた太陽エネルギーそのものだよね。


でも最近フト思ったのはこれ以外の自然エネルギーについて、

実は重力をエネルギーに使えないかな?と。
つまり月の重力によって起こる潮汐力や海流をエネルギーにすれば、それこそ究極のエコロジカルで安定供給の可能な無限のエネルギーになるよなあと思った訳。だって潮汐力なんて、それこそソコに月がある限り、ニュートンやアインシュタインが「俺の理論やっぱ嘘」って言わない限り無尽蔵に使える訳だしね。

で、調べてみたらこれがあるんだねやっぱり
http://members.jcom.home.ne.jp/umi-to-tabi/step4.html

ただ、まだまだマイナーで発電量も全体からするとほんの僅かなものでしかないし、技術的問題やコスト、周囲の環境変化等の問題とか、取り組まなきゃならない事は山の様にあるみたい。でもその気になりゃ、それこそ瀬戸内海なんか潮位差で起こる流れが必ずある訳だから、結構な発電量になると思うんだけどなあ。

なんかこうしてみると原子力とか石油燃料とかって、とてもクイックだけど長期展望的には先の無い、安易な方法論な様な気がするんだよね。もっと未来を据えて物事を考えるなら、一見地味地味で効率の悪いエネルギー集積方法を、たくさん合わせ技にしてエネルギーを確保した方が、賢いやり方だと思うんだけど、どうなんだろう。

 


9/9追記
先日の宇宙太陽光発電の記事を書いた直後にこんな記事を発見。
宇宙太陽光発電へ一歩前進 光変換効率、大幅アップ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040908-00000035-kyodo-soci

レーザーと書いてありますね。先日書いたマイクロウェーブは正確な記述ではありませんでした。正確には「マイクロ波ビーム」の様です。


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