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ネットの俺達で何が出来るかを本気で考えよう計画-5 [ネットでの災害対策]

10/29 ネットの俺達で何が出来るかを本気で考えよう計画-5

災害対策や復興支援は2手3手先を読む必要があることを感じている。

とりあえず、被災地に最低限の物資は届けられ、大まかな場所に関しては、生きるために必要な最低限モノはある程度揃った事は、テレビで市役所の室内に山積みにされた物資を見る事でおぼろげながらも伝わってくる。

しかし、現状ではまだまだ問題が多い。この様な現地からの生の声も届いてきている。
(ここにリンクがありましたが、後にリンク先の文章が、チェーンメール化したことにより現在はリンクが切れています)
注意:mixi内にあるソース元では「10/26 15:00の電話」となっています。

日々寒くなり雪の降る日も近いだろう、精神的、肉体的にもまいっている現地の人に対し、行政や企業は仮設住宅の建設やライフラインの復帰を急ピッチで行っている。そんな中、ネットワーク上の私たちが次に出来る事はなんだろうか?

まず物流問題

現状の問題として届けられた物資が、被災者の手に渡るまでの時間の開きが問題なんじゃないだろうか。ニーズが起こってから被災者の手に渡るまでのモノの流れに、人手やノウハウ、また組織体系によって混乱が生じていることが予想される。場所によって物資がだぶつき、同じものが山積みにされる中、本当に今必要なモノが何処にあるかも判らず、必要数も無い、必要な人に届かないという事が、多発しているのではないだろうか?
これらを支援する目的で開発されているのが前回も紹介した「災害復興支援IT開発ボランティア」だ。
http://blog.goo.ne.jp/ss51
しかし、現状ではあくまでネット上に情報整備のインフラが出来かけているに過ぎない、
これを本当に活用するには、多くの人のアナログティックな協力と、ネット上と現地での宣伝活動が不可欠だろう。
そしてせっかく優れたシステムをWEB上に作っても、どのように運営してゆくのか?という全体像と、多くの人の協力がないと人の役にたたせる事は難しい。


そこで考えられる方法論をいくつか提案してみた。
何かの参考になれば幸いです。


●現地の人の要望をどのように集めるか?

今、ネットに届く必要物資の声は現地でボランティアや物資配送を行った人からの、間接的なものが主なものだ。そこで支援に現地に入ると表明した人を、支援サイトの存在を知ってもらい、それを現地で広める事に協力してもらう必要がある。


●誰がどのように行うのか?

そこで現地に向かおうとする人をこういった、意思表明掲示板に誘導し
http://www.nyrand.sytes.net/supporters/bbbs01_list.php
情報収集に対する「フォーマット」を渡しておく必要があるだろう。

この「フォーマット」とは、必要な物品の詳細情報を書き込めるWEB上の登録ページの紙版の事だ。

つまり応募用紙、紙だ。
現地のPCなどの無い環境において、ボランティアでも、被災者本人でも共通に書き込める様なものが良いだろう。
そして現地で配った用紙を回収したらFAXを使い、全国のPC環境のあるネット支援者の元に送信、その情報を登録ページに入力して行くという訳だ。FAXは個人レベルで企業や商店などと交渉をして現地の電話やFAXを確保できればいいのだが、実現は難しいかもしれない。
(しかし現地でPC入力をしていては機材も無いだろうし時間がもったいない)


●そのために協力を得るべき人物や団体は何処なのか?

いっそのことボランティア団体や市役所に通知して暫定的に利用してもらってもいいのでは?とも考えたが、サーバーダウンやバグなどの際は、責任問題に発展する可能性があるので、あまり大きな団体に利用してもらうのは避けた方がいいかもしれない。(もしかしたら現場の支援活動や指揮を鈍らせる原因に、この「責任問題」って奴があるかも)

やはり有志による情報基地設立が最も優れた方法だろう。(同じ事ばっか言ってるが)
有志で援助に向かう人も多くなっている。
http://www.nyrand.sytes.net/supporters/bbbs01_list.php
しかしまだ個人の集まりでしかなく、誤解を招く様なクチの悪い言い方をしてしまえば「善意のツアー」の様なもので、活動日の異なる支援者同士の連携はまだ希薄だ。なんとか現地に永続的な支援基地を設置できれば、支援活動の能率も作業量もはるかに多くの事がこなせるのだが。

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もう一つ提案
被災者に対するネットワーク発の新聞を発行すべきでは

これは現地に向かう被災者支援の方に、物資だけでなく、有益な情報を送って欲しいという提案。すでに「新潟中越地震 被災者救援本部@2ch 」
http://eq2.maido3.com/pukiwiki.php?%C8%EF%BA%D2%BC%D4%A4%CE%CA%FD%A4%D8
等では被災者の方に向けた有益な情報が載っているが、実際被災され避難をされている方達のほとんどがインターネットを見れる環境には無い。私たちの活動も、マスメディアでは流されない様々な有益な情報も、全てアクセス不能のインターネットの中なのだ。
そこで被災者の方にとって、このページを始めとした有益な情報をプリントアウトし、現地の方に届けようという訳。

新聞やテレビ、ラジオではやらない被災者に向けた被災者の為の、また現地ボランティアの人の為のネット発による新聞を作ろうという訳である。

ざっと考えられるコンテンツは以下の通り

サバイバル術、
 例:避難生活別、アウトドア技術に学ぶ身近なものの工夫での防寒対策
   ゴミだと思っているものを有効活用する手段
   水の節約術 等
   
健康サポート
 例:風邪を引かないための工夫 等
  (すいません、不摂生の塊ゆえ思いつきません)

心理的サポート
 例:ボランティアの活動、ネット上での支援活動、義援金の報告
   ネットワーカーの生の声等

情報提供
 例:交通情報、娯楽、現地の人の生の声、等

思いついた具体例が貧弱でごめんなさい。
最初考えていたのは物資の要望用紙の裏なんかにこんなメモ書かれてたら、よかろうという感じだったんですが、だったらいっそ、新聞にしてしまえということで提案。
まあ、冊子でもいいんだろうけど。やはり連続性のある情報の方がいいかなと思って。


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